MCP2221A搭載 USB-I2C/UART変換ボード(USB-UARTI2C)は、USB経由でパソコンからI2C通信とUART通信を行うことができるボードです。USB-UART変換のICはよくありますが本製品ではI2C通信も可能です。
マイクロチップ社のMCP2221AによりUART通信は300bps~460800bpsまで対応、I2C通信は最高400kHzクロックで通信が可能です。
UART通信はUSB CDCによる通信となりパソコンと接続すると仮想COMポートが作られます。
I2C通信の場合パソコンとのデータ通信はUSBのHID通信(ヒューマンインターフェイスデバイス)によって行われます。64バイトバッファによって最大65535バイトブロックでのリード、ライトが可能です。
インターフェイスピンと電源選択ジャンパーの詳細
ピン数 | 記号 | 詳 細 |
1 | TX | UART通信 TXピン(送信データ) |
2 | RX | UART通信 RXピン(受信データ) |
3 | SCL | I2C通信 SCL (クロック) |
4 | SDA | I2C通信 SDA(データ) |
5 | G | GND |
6 | 3V3 | 3.3V電源 |
7 | G | GND |
8 | 5V | 5.0V電源 |
電源電圧は3.3Vか5Vですが、給電前に電圧の設定をジャンパーにて行う必要があります。
電源電圧とUART、I2C通信のロジック信号電圧レベルは同じになります。必ず下記の方法で電源電圧の設定をしてください。
必ず2つのジャンパーソケットを同じ位置に並べて設定します。この設定をしないと正しく電源が供給されず、またロジック信号の電圧レベルが正しく設定されないため注意してください。
3.3V使用時に設定した時はインターフェイスピンの”3V3″ピンと”GND”ピン間に3.3V電圧を印加してください。このときは”5V”ピンに電圧は給電しないでください。
5V使用時に設定した時はインターフェイスピンの”5V”ピンと”GND”ピン間に5V電圧を印加してください。このときは”3V3″ピンに電圧は給電しないでください。